【死闘7時間物語】〜グレイカラー(白髪染め)からブロンドヘアまでの道のり〜

img_2854.jpg
Director 松原
今日のブログは長く熱いです

こんにちは。rollant.の松原です

 

〜ブロンドヘアへの道のり〜


今日はブロンドヘア施術例を僕の思考の裏側とともにお伝えできればと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何気ない1日の始まり。それほど幸せな事はない。
 
そんな日に一通のLINEが入ってきたのである。
お客様
ブロンドヘアにしたいです!なる早で午後イチで!!ひゃっほーぃ!!!
というメッセージだ。
 
この時僕は背筋が凍ったのである。
 
なぜなら彼女はグレイカラー(濃いめの白髪染め)+毛先は特殊なカラー(ロコルの原色)を施しているからだ。
 
美容師ならこの時点で
「またまた〜〜ご冗談をww」となるのだが
 
お客様にとってはそんなの知ったこっちゃない。
 
ただ、僕は知ったこっちゃあるのである。
 
 
 
 
 
LINEで現状の髪色を写真で送ってもらうことにした

毛先が青だ。
毛先がゴリゴリの青だ。
 
これは特殊な青いカラー(ロコルカラーという色落ちしにくい原色のカラー)を施しているのでそう簡単には取れない。
 
 
全国の美容師達がロコルカラーの落とし方について日夜格闘し悶絶しているのだ。
 
そして、その一員になる日がすぐそこまで来ているという現実と、死闘になる事は想像するに容易いのである。
 
 
 
 
その日から僕は実験し検証しを繰り返し様々な技法で解決に向け取り組んだ事は言うまでもない。
 
 
 
そもそもブロンドヘアとは?
その定義から入ることにしよう。
 
 
一般的なブロンドヘアというのは、きゃりーぱみゅぱみゅ最上もが的な認識でいいと思う。
 
要するに金髪にして、薄いベージュが入ればブロンドヘアになるので難易度はそう高くない。
 
 
 
だが、今回は現状が現状である為に僕の顔までも真っ青になっている次第である。
 
 
 
 
まずは同じような状態の毛束を作ることにした。img_2845.jpg

これくらいの青だろうか。
 
 
前置きになってしまうが、ロコルカラーの青を完全に落とすことはできないと言われており
青を薄める際にはクリアマニキュアを使用するようメーカーは推奨している。
 
 
ただしクリアマニキュアはあくまで薄めることしかできない為、僕にはブリーチしか選択肢が無いのである。
 
美容師向けになるが、カラー以外にも酸性領域の還元剤など無茶な方法も一応は試してみたが青がほんのり薄まる程度であった。
 
 
 
 
 
そして先程の青い毛束を一度ブリーチするとこうなる↓
S__27074623

この特殊なロコルカラーは通常のカラー剤やブリーチ剤に含まれるアルカリによって誤発色
まさかのサーモンピンクになってしまう。
鮭もびっくりだろう。
 
 
実はこうなる事は分かっていた。全国の美容師達が同じような実験をしているからだ。
 
その後も何度か実験を繰り返すことで、ブロンドに近づける方法が少しずつだが見えてきた。
 
 
そしてお客様ご来店当日を迎えるのである。
 
 
 
では実際のビフォアをご覧いただきたい。

思っていた通りの青だ。

やけに落ち着いている自分がいるのがわかる。

これから42.195キロを走る前はこんな気持ちになるのだろうか。
 
 
まずは小手始めにクリアマニキュアをしてみる流してみると少しだけ薄まっていた程度でやはり期待はできない。
これも予想通りだが、なるべくならここである程度落ちていてほしかった。
なぜならブリーチの放置時間も少なくダメージも少ないからだ。
 
 
 
実はこの後の写真は無い。
 
フルマラソンで言うところの18キロ地点で写真を撮る余裕が無かったのだ。
 
許してほしい。
ちなみにフルマラソンは走ったことがない。
 
 

そして施術の流れはこうだ。
 
クリアマニキュア(1回だとあまり期待できない)

ブリーチ①

ブリーチ②

ブリーチ③

カラーリング
 
 
計5回のカラーをした。
 
3回目のブリーチでかなりムラは無くなったが、毛先だけはやはりサーモンピンクだ。
鮭もびっくりだろう←僕は2回目でもお構いなく使う方だ
 
 
 
ちなみにここから少しマニアックになるので手書きのメモをご覧頂きたい
左側から頭皮→根元→毛先という図
ブリーチ3回である程度は金髪になる。
 
しかし、上記メモのように金髪は金髪でもオレンジっぽくなったり黄色っぽくなったりするのだ。
 
これを残留ティントと呼ぶ。
 
ちなみにメモにあるオレンジがかった金髪はグレイカラー(白髪染め)の部分であり、髪内部にある残留ティントによりオレンジがかっている。
 
この多少のムラが後に大きなアクシデントを呼ぶことがあり、知識も必要だが場数が物を言うのだ。
 
 
そしてここからが本番だ。
 
このムラを無くしながら、均一にブロンドヘアに仕立てなければならない。
 
 
さらにマニアックになるので美容師以外は?になるがレシピを備忘録として書かせてほしい。
 
 

根元→スロウ N/12  6%

中間(オレンジがかった金髪部分) → スロウ クリア/14+A/12(2:1) 6%

毛先→スロウ クリア/00+イルミナヌード12(4:1) 6%

考え方はこうだ。
根元部分には薄いナチュラルブラウン
中間のオレンジ部分には残留ティントを削りながら薄いブルー
サーモンピンクの毛先部分には薄い緑
 
様々な実験の結果から導きだしたアンサーレシピだ。
 
 
 
 
 
 

そしてカットをし、スタリングするとこうなった。

途中の写真が無いのが残念だが、ビフォアアフターで比べると死闘ぶりが伝わるのではないだろうか。

毛先がややホワイトになってしまっている部分がサーモンピンクだったところだ。
正直これ以上ブロンドに近づける事はできなかった。
 
 
サーモンピンクが消えただけでも万々歳で
お客様も手伝ってくれたスタッフも一丸となって作り上げたG難度のブロンドヘアカラーは、歓声が上がるほど綺麗な仕上がりだったのである。
 
 
この日の夜はワインブラッドオレンジジュースで祝杯した事は言うまでもないが、いつ寝たのかさえ覚えていない。
それくらい飲んだのだ。
酒を飲め

 
 
 
そしてまた出会いたいと思うのである。
G難度を超えるオーダーに。。。
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 

rollant公式LINE@

友だち追加
LINE@からもご予約できます☺︎ rollant.
03 6709 9165
営業時間:10:00~20:00
定休日:毎週月曜

img_2854.jpg

online shop

rolland O-WAYの商品がオンラインでご購入いただけます☺︎ 4000円以上で送料無料!ポイントも貯めてお得にお買い物ができます☺︎

ABOUTこの記事をかいた人

松原 尚輝

rollant. Director。 岡山県でヘアサロン1店舗を経て、上京。ヘア&メーキャップを学びSHISEIDO THE GINZA BEAUTY BOOST BARでヘアメイクスタイリストとして勤務後、現在のヘアサロンrollantへ。 サロンワークでは【カラーリング】にこだわっており、白髪を明るく染めることを得意としております。毎日がやりやすく気分の上がるヘアスタイルをお客様と一緒に探してご提案いたします! 趣味は国際情勢にまつわるニュースを読むこと。(ロイター、WSJ、日経電子版) 為替トレードはライフスタイルであり生きがいです。 2人の娘と愛犬にゃろめと戯れるのが癒しです。